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江東区文化センターで「民俗芸能の集い」-受け継がれる「江戸の粋」披露

「深川の力持」の様子

「深川の力持」の様子

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 江東区文化センター(江東区東陽4)で1月18日、「新春民俗芸能の集い」が開催される。主催は、江東区と同区教育委員会。

富岡八幡の手古舞

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 江戸時代の庶民の日常生活、仕事、祭り、農村の娯楽を由来とし、江東区に受け継がれる民俗芸能を披露する同イベント。河川や貯木場が多かった場所柄、材木商などで栄えてきた歴史がある同区には、その名残として木材に関係する仕事から派生した「風習」「慣習」が芸能として残っている。

 演目は、「深川の力持」や記録ビデオで上映「木場の角乗(かくのり)」、「木場の木遣(きやり)」、「富岡八幡の手古舞(てこまい)」、「砂村囃子(すなむらばやし)」の5種。いずれも区の無形民俗文化財に指定されている。

 「深川の力持」は、江戸時代、倉庫が多くあった佐賀地域で、酒だるや米俵など、重いものを運搬する動きから生まれた余技。数々の力自慢が芸能となり今に至っている。

 木場で材木商が、木材の移動・運搬・積み上げなどに使用されていた鳶口(とびぐち)と呼ばれる鉄製の道具のみで、水に浮かべた材木を乗りこなし、筏(いかだ)に組む仕事から生まれたのが「木場の角乗」。

 労働時の歌が芸能として引き継がれた「木場の木遣」は、徳川家康の江戸城造営時に、材木商が伝えたといわれているが、その詳細は不明。

 「富岡八幡の手古舞」は、富岡八幡宮(富岡1)の3年に一度行われる大祭時に行われる芸能。石や木などを多くの人が運搬する際、先頭で指揮を執る人の動作で、これが祭りでは神輿(みこし)行列の先頭で練り歩く「木遣り」となった。

 「砂村囃子」は江戸付近の祭囃子の一つ。祝いの席や神社祭礼などで演奏されるもの。

 それぞれの芸能は各保存団体が継承。同集いや、毎年10月行われる「江東区民まつり」などで披露している。

 区の地域振興部文化観光課では、開催について「同区に伝わる民俗芸能(区無形民俗文化財)を広く知ってもらうため開催している。今後も継続したい」と話す。

 13時開演。入場無料。

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