「奄美の歌姫」城南海さんのラジオ番組、江東と奄美をつないで1周年

シマ唄を披露した城南海さん

シマ唄を披露した城南海さん

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 奄美民謡「シマ唄」をルーツに持つシンガー・城南海(きずきみなみ)さんがレインボータウンFMで担当するレギュラー番組が1周年を迎え、ビジネス・商業複合施設「深川ギャザリア」(江東区木場1)内にある・木場スタジオから1月17日、記念の公開番組が放送された。

ミナミナミナミ

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 城さんは1989年、鹿児島県奄美大島生まれ。2006年、鹿児島市内でシマ唄のパフォーマンス中にその歌唱力を見いだされ、2009年1月、「アイツムギ」でデビュー。NHKドラマ「八日目の蝉」の主題歌「童神~私の宝物~」、韓国のイ・ビョンフン監督制作の歴史ドラマ「トンイ」の挿入歌「チョネジア~天崖至?~」をリリース。テレビ東京系エンターテインメント番組「THE カラオケ★バトル」では初出演時から高得点を連発し、番組史上初となる5冠を達成。待望のカバーアルバム「サクラナガシ」が21日にリリースされる。 

 城さんのレギュラーラジオ番組「EMOTIONAL BEAT 城南海のMUSIC AIRPORT」が1周年を迎えた同日、同じく奄美大島出身で、夢の島熱帯植物館(夢の島2)で定期ライブを行う我那覇美奈さん、牧岡奈美さんら歌手仲間も集結、三味線の演奏と生歌を披露した。我那覇さん、城さん、牧岡さんらは、東京で「ミナミナミナミ」という奄美出身ユニットでも活動している。ユニット名は3人の名前をつなげて作った。この日も三味線引き語りで奄美独特の歌唱法「グイン」を使い情感込めて歌うとスタジオ前の100人以上の観客が生演奏に酔いしれた。

 リスナーの中には奄美大島出身者も多く「今は江東区に住んでいるが毎回、城さんの歌を楽しみにしている」「故郷を思い出すいい機会」「奄美の言葉を聞けるのがうれしい」など、江東区在住の奄美出身者に元気を与えている模様。奄美大島でもインターネットで生放送を聴けることから、「奄美から東京の様子が見られて面白い」「いつも奄美で聞いています」「江東区に行ってみたい」などのメールも寄せられている。同日は鹿児島から奄美テレビ放送の取材・撮影も入り、後日奄美大島で放送される。

 城さんは「私のラジオを江東区で、奄美で、そして全国で聴いてくれている、ラジオでつながれるのがうれしい。江東区と奄美の架け橋になれたら。奄美の風を東京から届けたい」と話し、奄美の観光大使を務めるため、最後は奄美の方言「ありがっさまりょうた(ありがとう)」と締めくくった。

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