「ティアラこうとう」(江東区住吉2)で成人の日の1月9日、成人式が行われた。
江東区で今年新成人になったのは男性1958人・女性1760人の計3718人(1996年4月2日~1997年4月1日の出生者で、江東区に住民登録している人数。2016年11月末現在)。うち2622人が同式典に参加した。
昨年より同区では混雑緩和のため、午前・午後の2部制で開催。今年は午前に城東地区、午後に深川地区の成人式を行った。
和太鼓集団「葵太鼓」による演奏が響き渡り始まった同式典。山崎孝明江東区長は「目標を持って一つ一つクリアしていくことが自分のためになる。3年後の東京オリンピック・パラリンピックを成功させるために若い皆さんの力が必要」と話した。新成人を代表して、大学生の武田翠(すい)さんが「私たちを支える周りの全ての人たちに感謝を忘れないようにしたい。そしてリスクを負ってでも、がむしゃらに自分の道を進んでいきたい」と決意表明を行った。
式典に参加した新成人の西野良太郎さんは「小・中学校時代の友達と久しぶりに再会できてとてもうれしい。自分の行動に責任を持って、他の人に迷惑を掛けないような大人になりたい」と話した。同じく朝倉朋美さんは「介護福祉士になるため福祉の勉強をしている。立派に働けるようになって、たくさんの人に恩返しできるような人を目指し頑張りたい」と決意を新たにした。
会場の外では、区立の中学校教職員からの手書きメッセージ・写真などを紹介するお祝いメッセージコーナーや、人力車に乗って記念撮影ができるコーナーなどが設けられ、大勢の人でにぎわった。