キッザニア東京(江東区豊洲2)に12月22日、新パビリオン「鉛筆工場」がオープンし、記念セレモニーが行われた。
三菱鉛筆が出展する鉛筆工場。セレモニーでは数原英一郎同社社長が「当社は鉛筆を国産化することから創業し、130年を迎えた。鉛筆は子どもが最初に使う筆記用具。どんな風に作られるのかここで見てほしい。そしてものづくりの楽しさを知ってほしい」と呼び掛けた。続いて登壇したキッザニア東京の住谷栄之資社長は「キッザニアは子どもたちの生きる力を伸ばす、というコンセプトで展開している。自分自身も鉛筆の『香り』をよく思い出す。子どもたちにも、その記憶が何かつながってほしい」と話した。
鉛筆の製造工程と試し書き、検品を体験できる同パビリオン。鉛筆の芯が炭素と粘土でてきていること、できたての芯が柔らかいこと、板で挟み圧着してから一本ずつ裁断されることなどの工程を丁寧に学び、子どもたちは三菱鉛筆の「UNI」ブランドが誇る10H~10Bの22種類の硬度に分かれる鉛筆で試し書きを行った。最後には自分の名前とキッザニア東京と刻印された鉛筆を検品し、箱詰めして終了となる。
今回体験した渡邉俊太くんは「鉛筆にこんなに硬さの違いがあるとは知らなかった」と驚いた様子。小堀充奈(じゅな)さんは「鉛筆の芯が最初柔らかく出てくるとは思わなかった」と話し、麻生桃子ちゃんは「硬いのから柔らかいのまで、いろいろな鉛筆があるのは勉強になった」と話していた。