休館中の東京都現代美術館(江東区三好4)が11月9日、来年春に清澄白河の町で行うアート企画「MOTサテライト 2017春 往来往来」のパブリックミーティングを行った。
今年5月末から大規模改修のため休館中の同館。これを機に館内から地元・清澄白河の街に出て、街と社会とアートとの関わりを提案する同企画。来年2月11日~3月20日に開催される。企画した学芸員の藪前知子さんは「美術館から街に出て展開することを考えた。清澄白河は下町文化と新しいクリエーティブが混在する注目の街。忘れられた記憶や今生きている人の人生を、アートを通して表現していきたい」と話す。
展示では、作家・飯山由貴さんと、remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]がタッグを組み、清澄エリアに眠っている8ミリフィルムを活用して未来に通じるような新作を生み出す。詩人カニエ・ナハの作品は、アーティストの大原大次郎さんがタイポグラフィで表現。街なかにちりばめる作品などを展開する。
そのほか、スタジオやカフェ、ギャラリーなどの機能を持つ「gift_lab」(白河1)を展開する「gift_」と、サウンドアートイベントを多く展開する「AS(アンドレアス・シュナイダー)」がコラボする「音」のプロジェクトなど、清澄白河エリアにもともとあるアートの拠点とも共催する。
会場となった深川江戸資料館(白河1)では、「清澄白河の魅力を語りつくそう!」と題したトークセッションも行われた。ゲストに、深川資料館通り商店街協同組合の分部登志弘理事長、「清澄白河ガイド」を展開する調大輔さん、「かわら版 深川福々」の東海亮樹編集長、建築家で今回のMOTサテライトでは作品も出品する「mi-ri meter」の笠置秀紀さん、深川江戸資料館の野呂達矢次長が登壇。思い思いの視点から「清澄白河」の街を分析した。