キッザニア東京(江東区豊洲2)が10月5日、開業10周年を迎えた。
キッザニアは、「子どもたちの生きる力を育む」をコンセプトにしたエデュテインメント施設で、メキシコ2施設に次いで、海外初進出として2006年の同日に東京で開業した。現在は19カ国、24カ所で展開する。東京の来場者数は10年間で約850万人。
10周年当日は施設内サラダショップ前のスペースには特設舞台が設けられ、「キッザニア東京こども議会」メンバーの国歌独唱から記念セレモニーが行われた。
主なMCも子ども議会のメンバーが行う中、同施設の10年を振り返るVTRが流れた。その後、あいさつで壇上に上がった住谷栄之資社長は「今ビデオを見て、胸が熱くなった」と目を潤ませた。来賓の、駐日メキシコ大使のカルロス・フェルナンド・アルマダ・ロペス閣下は「メキシコで生まれたコンセプトが日本で成功したことが喜び」と話し、山崎孝明江東区長は「最初は何か面白いものができたと思った。これからもここでいろんな体験をして将来の夢をかなえてほしい」と祝辞を述べた。
壇上では、子どもたちが日々頑張っていることを募集した「キッザニア チャレンジアワード2016」7部門の表彰式が行われた。スポーツ部門では週6日、1日2時間、4000メートルを泳いで練習し、夢は8年後のオリンピック出場という「れなっぴ」さんに、勉強部門ではオリジナルの俳句を詠んでいる「たくと」さんなどに金賞が授与された。
その他、全日本空輸(ANA)が協賛する「飛行機」パビリオンがリニューアルした。セレモニーでは現役パイロットとキャビンアテンダントに子どもたちが質問をする場面もあった。