清澄白河の串かつ店「串かつ くし家 清澄白河店」(江東区清澄3、TEL 03-6809-3520)で提供する、焼酎をおでんのだし汁で割る「だし割り」が話題になっている。
2014年の夏、同店では、氷とすだちなどの食材を鉢に敷き詰め焼酎を注ぎ、客自らひしゃくで取り分けて楽しむ「バチ割り」を行い、酒販メーカーから表彰を受けるほどよく売れたという。「バチ割り」は夏向きのメニューだったため、冬場だけ提供する「おでん」のだし汁とお湯で焼酎を割るという「だし割り」を開始した。
昨冬は、焼酎のボトルを入れた客におでん3種盛りをサービスし、自分で焼酎をだし汁で割ってもらうスタイルで人気だったが、今冬は隠しメニューとなっている。
メニューに出さなかった理由は「なぜかバチ割りが冬でも売れているから」と店長の小林隆さん。加えて、もともと「だし割り」はおでん店の隠しメニューであることから、「ひそかにするのもいいのでは」と思ったという。現在、同商品の存在を知る常連客から、時々注文を受けている。
「だし割りを考えつく前に、豆乳で焼酎を割る『乳(ちち)割り』はどうかと提案したが、スタッフから激しい反対にあって断念した」と小林さんは振り返る。
未来の自分へ手紙を送るポストを設置するなど、客を飽きさせない工夫を絶やさない同店。「今後も、大勢で楽しめるアイデアを考案・実行していく」と意気込む。
営業時間は17時~25時。