かえつ有明中・高等学校(江東区東雲2)で現在、アート展「フランス国立美術館公認 リマスターアート展 オルセースクールミュージアム」が開かれている。
リマスターアートとは、仏・オルセー美術館が世界で唯一認めた超高精細復元作品のこと。日本人が開発した技術で、1億画素で表現。独自の3D画像処理で、絵の具の凹凸なども忠実に再現される。
同校では「美術館に並ぶ貴重な原画を、学校という身近で親密な場所での体験することで、生徒たちの世界を広げることができる」と同展を初めて開催。今回は2回目で、他校でも展示を行うようになった。
展示は、同館に所蔵されるモネの「日傘の女」やミレーの「落ち穂拾い」などの同アート作品33点。生徒による絵画の解説もあり、会場では写真撮影や模写も可能。8月29日・30日には同アート技術開発者の光巖さんと同校の石川一郎校長による講演会も予定する。
美術教諭の井上樹里さんは「『生徒のつくるスクールミュージアム』をテーマに、子どもの感性を伸ばし、より豊かな情緒を育むことを目的とした当展は誰でも気軽にアートに親しめる企画」と話す。
開場時間は10時~17時30分。入場料は大人500円、高校生以下無料。8月30日まで。