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江東区役所に「洲崎球場」の模型展示 「幻の球場」を200分の1で復元

選手や観客まで表現された「洲崎球場」の模型

選手や観客まで表現された「洲崎球場」の模型

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 江東区役所(江東区東陽4)内にある「こうとう情報ステーション」で7月30日より、「幻の球場」と呼ばれる「洲崎球場」の200分の1スケールの模型が展示されている。

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 同球場は「洲崎大東京球場」とも呼ばれ、1936(昭和11)年~1938(昭和13)年のわずか3年間のみ使用された木造のプロ野球専門球場。現在の新砂1丁目付近にあった。大日本東京野球倶楽部(現読売巨人軍)とタイガース(現阪神タイガース)による初の日本一決定戦を開催。プロ野球史上屈指の好ゲームといわれ、「伝統の一戦」と呼ばれている。海抜60センチほどの埋め立て地に急いで造られた同球場は、満潮時、グラウンドに潮が入り込みバケツで海水を取り除いて使用したこともあったという。

 模型は、同球場を1年にわたり調査し、著書「洲崎球場のボール際 プロ野球の聖地に輝いた一瞬の光」(講談社)にまとめた会社員・森田創さんが寄贈。当時の新聞やマイクロフィルム、古地図、航空写真を分析し、一級建築士の広瀬賢司さんに製作を依頼した。縦106センチ、横86センチの大きさ。紙製。

 森田さんは「多くの人に見てもらい、プロ野球の発展の礎を築いた同球場のことを知ってほしい」と話す。

 開庁時間は8時30分~17時。閲覧自由、無料。

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