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亀戸横丁の「ヴィーガン冷やし中華」、レギュラーメニュー化に店主悩む

見た目も鮮やかな幻の「ヴィーガン冷やし中華」

見た目も鮮やかな幻の「ヴィーガン冷やし中華」

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 飲食集合施設「亀戸横丁」内にある創作薬膳料理店「アンチエイジングレストラン 薬膳ラーメンドラゴンBeauty&Health」(江東区亀戸5、TEL 03-3636-2936)で現在、店主の島田正之さんが幻のメニュー「ヴィーガン冷やし中華」(1,000円)をレギュラーメニューにするかどうか思案している。

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 島田さんは「薬膳コーディネーター」の資格を持ち、「薬膳のすばらしさを広めたい」と今年2月に開業。食物の持つ薬理作用を組み合わせて作るラーメンやギョーザが人気で、島田さん自身も85キロから20キロ以上のダイエットに成功した。オープン以来通う常連客の中には、1カ月で7.5キロのダイエットに成功した人もいるという。

 「ヴィーガン」とは、肉や魚のみならず、乳製品やタマゴ・蜂蜜など、動物由来のものを避ける「完全菜食主義」のこと。健康上の理由のほか、生き物をなるべく傷つけないという倫理的な考えから、海外では欧米を中心にライフスタイル一つとして広がっている。

 来店客の1人がヴィーガンメニューをリクエストし、店内にある材料で冷やし中華を作ってみたことが同商品発案のきっかけ。現時点では、口コミなどで同商品の存在を知った人やリピーターが、時々予約してから食べに来るという幻のメニューで、これまでに「ヴィーガン冷やし中華」を食べた人はわずか11人という。

 同メニューに使う麺は、赤唐辛子・ウコン・ホウレンソウ・ムラサキイモをそれぞれ練り込んだ4色の色鮮やかな麺が目を引く同店オリジナルの「ファイトカラー麺」。スプラウト、チアシード、クコの実、山クラゲ、紅ショウガ、緑筍、ゴマをトッピングし、タレは天然醸造熟成しょうゆや羅臼(ラウス)昆布を使い、一晩寝かして作る。

 島田さんは「11人全員が、普通の冷やし中華よりもおいしいと絶賛しているので、味には自信を持っている」と話す一方、「日本の、しかも亀戸でヴィーガンへの理解が得られるかが未知数で、レギュラーメニュー化に二の足を踏んでいる状況」とも。

 「肉も魚も卵も入ってないのに価格が高いと感じるかもしれないが、高品質で高額な素材を使用している。タレを作るのに一晩かかり、日持ちもしない点も悩みの一つ。α-リノレン酸やオレイン酸を補い、美容と健康に良い最先端の冷やし中華なので、できれば多くの方に食べてほしい…」と頭を悩ませている。

 営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~22時。

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