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横十間川親水公園に23区初の「マイクロ水力発電」施設-オープニングイベント開催へ

新たな観光スポットとしても注目

新たな観光スポットとしても注目

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 横十間川(よこじっけんがわ)親水公園水門橋(江東区扇橋3)に3月18日、23区初となる「マイクロ水力発電施設」設置を記念してオープニングイベント「橋の上のエコランド」が開催される。

水門橋

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 若洲風力発電施設に続く新たな再生可能エネルギーのシンボルとして注目され、環境学習施設・観光資源としての活用が期待される同施設。

 マイクロ水力発電は水の落差(高低差)と量を活用して発電するもので、これまでは立地条件の適した山間部で主に導入されてきたが、近年の技術開発により都市の低平地でも使えるようになった。

 同施設の発電出力は最大で約7キロワットアワー、1日あたりの発電量は約100キロワットアワー。発電した電力は水門橋上に設置する表示モニターやライトアップ用LEDに使う。モニターは発電量を知らせるほか、環境学習や周辺の観光情報も表示する。同装置は設置場所が海水に近い塩分濃度のため、塩害対策も施している。

 同日、夕方からライトアップを予定し、同施設近くにあるクローバー橋からの眺めが新たなビュースポットとなる見込み。

 「水彩都市・江東」を象徴する同施設の完成について、江東区温暖化対策課の荒川さんは「川の小さな落差があれば発電できるので、多くの自治体でもぜひ活用してほしい」と話す。

 オープニングイベントは、10時30分~16時。和船やカヌーによる水上パレードや、エネルギーの大切さを体感できる企画を予定する。

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