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豊洲で「Welcome!!TOYOSU大作戦」最終発表会-児童が2020年に向けPR 

最優秀賞のチームスカイ。プレゼン能力も抜群

最優秀賞のチームスカイ。プレゼン能力も抜群

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 豊洲北小学校体育館(江東区豊洲3)で2月8日、豊洲に住む小学生児童が同エリアをPRする「Welcome!!TOYOSU大作戦」のプレゼンテーション最終発表会が開かれた。主催はNPO法人「東京湾岸コミュニティ」。

プレゼンの様子

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 書籍「世界一やさしい問題解決の授業」の著者・渡辺健介さんが監修した同プログラム。海外に目を向け、グローバルに活躍できる子どもの発想力を養うのが狙い。小学4年~6年を対象に、大人が考えている問題を子どもたちが考え、言葉を導き出していくワークショップ形式で展開。芝浦工業大学の学生が児童をサポートし、東京国際交流館も協力。3日間で、「ヒントの探し方」「問題の見つけ方」「解決方法の考え方」を学ぶ。3日目、完成したアイデアを発表し合い、最も良かったものを決定。審査員が講評する。審査員は、男子バレーボール元日本代表の山本隆弘さん、NPO法人「アフタースクール」代表理事の平岩国泰さんら4人。

 1チーム2~3人、6チームが参加。発表はそれぞれ、プロジェクションマッピングを使う大人顔負けのプレゼンもあり、「チームネーミングのキャッチがシンプルで良い」などと審査員から評価が高かった。

 最優秀賞は、チームスカイの「ジャパニーズ電車」。ゆりかもめ6両を利用し、各車両内がそれぞれ「日本の遊び」「伝統文化」「日本語」「食」「オリンピック」などを楽しめるブースになるというもの。審査員からクオリティーの高さ、ホワイトボードの利用の仕方など、しっかり準備していると評価された。メンバーは「4人の外国人に取材。毎日2時間練習を重ねた」と話した。

 他チームでリーダーを務めた小学4年の女子は「アイデアボードやポストイットを使いアイデアを出す方法を知ることができ参考になった。他グループとの交流や、発表会では各チームに個性があり楽しかった」と話す。熱気を帯びた大会になり、最優秀賞以外のチームも表彰された。

 保護者からは、「自分で考える力が養われた」「プレゼンは学校・塾では学べない」「考える力は必用不可欠」「活動期間中、子どもが生き生きしていた」「レベルが高かった」などの声が上がり、継続開催の要望も多く寄せられた。

 同NPOの浅見純一郎理事長は「実現できそうなプレゼン内容があり、これからも地域の大人としてサポートをしていければ」と話した。今後も継続して活動する予定という。

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