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亀戸のコーヒー専門店、ハワイの農園と提携しオリジナル新ブランド

日本初の「GREEN WORLD COFFEE FARM」のコーヒーを持つ「コーヒー専門店ローズカフェ」の川名弘友さん

日本初の「GREEN WORLD COFFEE FARM」のコーヒーを持つ「コーヒー専門店ローズカフェ」の川名弘友さん

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 亀戸のコーヒー専門店「ローズカフェ」(江東区亀戸1)が米ハワイ・オアフ島のコーヒー農園「GREEN WORLD COFFEE FARM(グリーンワールドコーヒーファーム)」と業務提携し、共同で新ブランドを立ち上げ4月1日から現地と日本で販売する。

同農園のハワード・グリーンさんと川名弘友さん

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 グリーンワールドコーヒーファームは、アメリカ本土で弁護士をしていたハワード・グリーンさんの農園。定年退職後、コーヒー好きが高じてオアフ島に移住し、始めたという。併設のカフェは同島の中心地で観光エリアということもあり、日本人観光客も訪れる人気のスポットとなっている。

 業務提携のきっかけは、グリーンさんが特にこだわっているフレーバーコーヒーの製法。「収穫3日以内の良質な豆を焙煎(ばいせん)し、シロップに漬け込むことでフレーバーの香りがコーヒー本来の味を損なうことなく味わえる」と、同店のオーナー川名弘友さんがその味にほれ込み、交渉に及んだという。結果、両者とも家族経営であることやコーヒーに対する熱意などで意気投合し、提携に至った。それまでグリーンさんの元には業務提携を求める日本企業が複数あったが、グリーンさんは「大手企業に向けた大量生産ではクオリティーの高い状態で届けられない」という理由から全て断っていたという。

 現在、両店のロゴモチーフを合わせた新しいロゴデザインを製作中。味も日本人により好まれるよう共同で監修するなど、新ブランドの販売準備をハワイと日本で進めている。ローズカフェでは先行して1月28日から、日本初進出となる同農園の豆(5種類のフレーバーコーヒーを含む)を販売。価格は2分の1ポンド(約227グラム)入り1,700円。店内では、ひきたてをハンドドリップしたコーヒー(500円)の提供も始めている。

 同園で作られるコーヒーについて、川名さんは「酸味がまろやかで飲みやすく、特にチョコレートなど5種類あるフレーバーコーヒーはコーヒーが苦手な人でも砂糖なしで飲める」と話し、「現在、準備中のものは、より日本人に好まれる味」とも。「今後は亀戸のほか、新ブランドのコーヒーのみを提供する専門店を都内にオープンさせたい」と意気込む。新ブランドのコーヒーはオアフ島のグリーンさんのカフェでも販売・提供する。

 営業時間は、月曜~土曜=7時30分~20時、日曜・祝日=9時~18時。

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