ティアラこうとう(正式名称・江東区江東公会堂、江東区住吉2)で1月31日、「江東フォークフェスティバル2015 ティアラまるごとフォークフェス!」が行われる。
1994年12月にオープンした同会場の20周年を記念して行われる同コンサート。当日は大ホール、小ホール、ロビーライブ、大会議室と全ての施設を同フェスで使い切る。
1970年代初頭フォーク黎明(れいめい)期、人気を博した野外ライブ「中津川フォークジャンボリー」から43年。様変わりする音楽シーンの中で、「再びフォークの輪を広げよう」という目的でフォークミュージシャンが集結する。
参加アーティストは、フォーク界の重鎮・小室等さんや、独特のキャラクターでテレビやラジオで活躍中のなぎら健壱さんほか、遠藤賢治さん、加川良さん、友川カズキさん、大塚まさじさん、山崎ハコさん、高田漣さん、小野一穂さんなど、かつて中津川フォークジャンボリーに出演したメンバー。フォークファンにはたまらない共演が堪能できる。
同コンサート監修で音楽評論家の田川律さんは「時代とともに音楽シーンは変化するが、大事なのはあの時のシンガーたちが今も歌い続けていること。そして聞く人もずっとつながっていること。このフェスティバルをベースに再び野外での一大コンサートを目指して、歌い手も聞き手もさらに広がってほしい」と期待する。
同会場の管理事務所長・内海栄さんは「一日中フォークを楽しんでもらいたい。フォークソングを知らない世代にもぜひ聞いてほしい」呼び掛ける。
通常のライブのほか、当日はNPO法人「国境なき楽団」による「いらない楽器大募集!」も行う。集めた楽器は東日本大震災や途上国の子どもたちに届けられる。また、70年代レコードや当時のコンサートチケットやチラシ、喫茶店のマッチなどなどを集めた「あの頃の記憶がよみがえる」フォーク関連グッズも展示される。
開場15時30分、開演16時。料金は、前売り券・当日券とも5,000円。全席指定。