江東区を東西に流れる小名木川(江東区森下4など)で6月16日、船と街の関係を探るための調査研究クルーズが行われた。主催は、まちふねみらい塾。
同区は運河や河川が多く、昨今、水上交通や護岸の有効利用が数多く進められている。同クルーズは、学術的な見地での調査ではなく、地域の住人と街と川がどう関わっていくかを考えることを目的に開催。ルートは同河川の大富橋(同)を発着地点に、大横川や竪川などを巡る、およそ90分のコース。各商店街の理事や東京都現代美術館(三好4)の職員、地域メディアや一般公募で集まった人が参加した。
同日は大潮で、年に3回ほどしかないと言われる水面が一番下がる日だったため普段は河川の水で隠れて見れなかったものが現れたり、通常では行けないエリアにも水門を通って行くことができた。
航行後は意見討論会も行われ、参加者からは「コース後半の竪川は、高速道路の下を真っ直ぐに伸びていて、どこか未来的な感じもした」などの感想も挙がった。