江東区内を東西に流れる汐浜運河沿いの「潮風の散歩道」(江東区東陽1・2~新砂1)で現在、ハクモクレンが見頃を迎えている。
同所の長さは約1.2キロメートル。ハクモクレンは、区が同所を造成した時、潮風に耐える季節花として、1988~92(昭和63~平成4)年に植樹した。当初1.2メートルほどだった苗木は、現在約6メートルまで成長した。区の担当者は「ハクモクレンが1カ所にこれほどまとまって植えられているのは珍しい」と話す。
枝先に直径約12センチの肉厚で乳白色の花をつけている。例年3月中旬~下旬にかけて見頃になるが、今週の暖かさで、特に東陽橋(東陽2)~南開橋(東陽1)の北側のハクモクレンが多く見頃を迎えている。区の担当者によると、これから満開になる木もあり、今後の天候や気温にもよるが来週の半ばあたりまで楽しむことができるという。
散歩で訪れた夫婦は「乳白色の花びらが青空に映えて、きれい。立ち並んだハクモクレンを眺めながら、潮風を感じて散歩すると『春が来たな』と感じる」と笑顔を見せていた。