豊洲シビックセンターホール(江東区豊洲2)で2月28日、水辺の未来を考えるシンポジウム「ロボット船が描く東京イーストベイエリアの水辺の未来」が行われる。主催はミズベリング@イーストベイTOKYO。
「交通」「物流」「環境」「防犯」「防災」といった都市が抱える問題を、IoT(モノのインターネット)やAIで解決する動きが世界で進んでいる。今回のシンポジウムは、「水の都」として知られるオランダ・アムステルダムで現在、開発が進められている自律型ボートのプロジェクト「ROBOAT(ロボート)」に注目し、進められる。
「ROBOAT」は自動で動くボートのこと。AIやレーダーで周辺の空間を認識し、橋脚などや水面のごみなどを見分け、前後左右に自由に動く。無人の水上タクシーや小規模物流などとして使うことができ、災害時には連結して橋としても機能する。2020年の東京五輪で、競技会場や選手村が造られる東京湾の東エリアでも活躍が期待されている。
同シンポジウムでは、マサチューセッツ工科大学やオランダAMS(先端都市課題研究所)の専門家と、芝浦工業大学の志村秀明教授、ミズベリングプロジェクトプロデューサーの山名清隆さんが登壇。物流施設が集中し、交通渋滞も多発するため、水辺の魅力を生かしきれていない同エリアについて考える。
開催時間は9時30分~11時15分(開場は9時15分)。入場無料。定員は300人。参加申し込みはホームページから受け付ける。