竹中工務店東京本店（江東区新砂1）で1月31日から3日間、建築を学ぶ高校生に向けた「技能体験会」が行われた。

　建築業界の魅力を伝え、将来の人材を確保することが目的。同社の協力会社で構成された「東京竹和会（ちくわかい）」の若手「ユース」33社が開催し、今年で3回目。同活動が実を結び、今年4月に同会の所属会社や同社の関係会社に8人入社する。

　参加したのは31日＝墨田工業高校（森下5）、2月1日＝大宮工業高校（埼玉県）、2日＝蔵前工業高校（台東区）の建築科1年生（墨田＝約35人、大宮＝約80人、蔵前＝約35人）。それぞれ、左官・鉄筋・型枠大工・タイル・塗装・内装・電気設備・造作住設（フローリング）・電気設備の8職種の体験がサーキット形式で約30分行われ、室内では、CAD仕組みの説明と施工図の製作体験が約1時間20分行われた。

　体験した大宮工業高校の生徒は「安全帯やヘルメットを着けた作業が面白かった。使ったことのない道具を使うこともできて貴重な体験」と話した。