深川に蜂蜜専門店「完熟屋 清澄白河店BEE FRIEND SHIP」 (江東区白河2)がオープンして、間もなく2カ月を迎える。
「ミツバチの世界とつながる出会いの場として、養蜂の奥深さや面白さを伝えたい」と溜池算人(かずと)さんが開いた同店。蜂蜜は570円から売する。
溜池さんは以前、深川資料館通り商店街会館(三好3)を活用したチャレンジ・ショッププロジェクトで、期間限定ショップとして愛媛県佐田岬半島の産物を中心とした「完熟屋」を出店。プログラム終了後、深川付近で実店舗開店を望んだが、思うようなテナントに巡り会えず、数年越しの夢がようやくかない開店した。
店内にはカフェスペース「CAFE HONEY STAND」を設け、蜂蜜やローヤルゼリーを使用したスムージー(500円)などを販売。他にローストしたナッツに、注文を受けてからタンクの蜂蜜を注ぐ「ハニーナッツ」や「蜂蜜酒」なども販売する。現在、平日は約80人、休日は約150人が来店するという。溜池さんは「このエリアには食に対して好奇心旺盛な人が多く住んでいると感じる」と話す。
オープン2カ月を前に、8月6日にはイベント「2017 新蜜 夏だ! 蜂蜜搾り祭り」を開催。愛媛の養蜂家が持ってきたハチの巣を遠心分離機にかけて蜂蜜を採る体験ができる。その他、子ども向けのクイズ大会も行い、18時からは蜂蜜酒を飲みながら養蜂家と語らう交流会も予定する。
溜池さんは「産地と東京を結び産地の活性化につなげていきたい。蜂蜜の使用方法などの提案を行い、栄養や効能を知ってもらえたら」と話し、「今後、蜂蜜酒の醸造所を展開したいと」とコーヒー豆焙煎(ばいせん)所、ワイン醸造所が点在する同エリアを見据えて意気込む。
営業時間は10時~19時。月曜定休。8月6日のイベントは、蜂蜜採取体験=13時~、15時~、17時~。各回定員10人。参加費は1,000円。予約制。クイズ大会は14時30分~、参加費無料。予約制(当日参加可、先着順)。