深川を描いた映画「小名木川物語」が2月25日、深川江戸資料館小劇場(江東区白河1、TEL 03-3630-8625)で上映される。
「喪失と再生」テーマに、街と人が織りなす四季折々の情景を描いたドラマとドキュメンタリーを融合した作品。主演はブラジル出身の徳久ウィリアムさんと、美術作家でパフォーマーの伊宝田隆子さん。深川江戸資料館協力事業で、東京都現代美術館(三好4)の「MOT サテライト」地域パートナー作品。作品には地域住人も登場するなど、地域発の映画として注目されている。
同作品プロデューサーの東海亮樹さんは「思いがけず多くの人に予約いただき、関係者一同、感謝感激している。出演をお願いした街の方が宣伝してくださったり、日頃世話になっている店でチラシの設置や掲示をしていただいたりするなど、応援はありがたい限り。上映会は最後まで楽しんでほしい」と話す。
同日のチケットは2月10日に完売しているが、第2回上映会が江東区古石場文化センターで4月9日に行われる。同施設には「小津安二郎記念コーナー」があり、毎年シネマフェスティバルを開催する区内の映画の名所でもある。東海さんは「以前からぜひ開催したいと思っていたので感激」と興奮した様子。今後も上映会開催の話が持ち上がっているという。
18時45分開場、19時開演。映画上映(90 分)後、出演者などの舞台あいさつやミニライブを予定する。