清澄白河にある「わいんしょっぷおすぎ」(江東区清澄3)がオープンして、現在2カ月がたった。
代表の杉田良悟さんはもともと同エリアの出身で、8年ほど前からまた在住している。「ワイン好きのためのワインショップを開きたい」と開店した。ワインスクール名門「アカデミー・デュ・ヴァン」に通い、ソムリエの資格を同業界で当時最年少という23歳で取得。丸の内のダイニングで働いていた経験もある。ほかに、格闘技をしていたという顔も。
同エリアについて「どこかへ物を買いに行く必要がなく、質の良いものがそろっている」と、店内や自身が身に着けているものを指して話す。「ワインを普及させたい、ワイン文化の素晴らしさを伝えたい」という思いのほか、目利きが多く集う街ということも出店のきっかけの一つだという。
同店ではフランスのブルゴーニュ産をはじめ、ニュージーランドやカナダなどの「新世界」ワインやルーマニアワインなどもそろえる。手に入りづらい小規模ワイナリーの品や、正統派ワインも取り扱う。価格は1,600円からあり、5,000円前後が人気。オープンして2カ月、「近所の人が9割、ワインを求めている人が想像以上に多かった」と驚きの様子。
ワインの試飲やイベントなど、ワイン好きを引きつける努力を続けている。「まだまだ発展途上だが、ここを母体にして、2号店・3号店と場所を選定しつつ考えている。最終的には、商社・インポーターになれれば」と意気込む。
営業時間は11時30分~22時。