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亀戸天神社の「うそ鳥」作り大詰め 神事を前に3万体

「うそ鳥」大詰め

「うそ鳥」大詰め

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 亀戸天神社(江東区亀戸3)で1月16日、「うそ替え神事」に向けた縁起物の「鷽(うそ)鳥」作りが追い込みを迎えている。

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 同神事は毎年1月24日・25日に行われる。前年の「うそ鳥」を納め、新たな「うそ鳥」を求めるのが習わしで、鷽を取り(鳥)替えることで一年の吉運を招くと信仰される。また「嘘(うそ)」と読み方が同じことから「凶を嘘にして、吉に取り替える」という意味も。毎年日本各地から多くの参拝者が訪れる。菅原道真公を祭り、神事が受験シーズンであることと、「鷽」が「學(学の旧字)」に字に似ていることから、受験生にも人気が高い。

 うそ鳥は木彫り。こけし風にヒノキで作られた高さ4.6センチ~21.2センチまでの大小10種類と、柳で作られた高さ4センチの懐中用の計11種類。毎年神事の当日までに約3万体が用意される。円柱型の木に縦3カ所の切り込みを入れて作られた羽根に丁寧に色を付ける神職もいた。現在、ほとんどの鷽が完成し、神事当日を迎えるのを待っている。

 うそ鳥と一緒に渡される由来書には通し番号が記されている。25日の夕方に抽選が行われ、当選者には金の鷽が授けられる。

 初穂料は500円~7,000円。

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