江東区商店街連合会(江東区商連)と千葉商科大学商経学部が6月28日、江東区産業会館(東陽町4)で産学連携協定の調印を行った。
商経学部長の太田三郎教授は「最近の大学教育では実学を推奨している。当大学ではどの大学にも先駆けた取り組みとして、数年前より活動している」と話す。学外活動で商店街と組んで商品開発などのビジネス展開を実践で学ぶという。
同連合会では、大学が持っている経営学の知識を活用して、商店街の活性化に期待を寄せている。太田教授は「ビジネスの大変さを学生時代に実践で学び、送り出していくことで、社会貢献につなげていきたい」と話す。
同連合会の副会長・渡辺哲三さんは「若い人の感性を受け、商店街へ刺激をもらいたい」と話す。同区地域振興部経済課長の老川和宏さんも「若い視線で見てもらいたい」と商店街の活性化へ向け、取り組みを歓迎している。
第1弾として同大学メンバーは今月、深川資料館通り商店街(三好3)を訪問。9月には江東区商連の理事会へ出席し、関係者へ事業の説明を行う。