清澄白河エリアのマップ「ROUTE(ルート)」が4月26日、第2弾を発行・配布を開始した。
「最初から歩くコースを提案する」とのコンセプトの下、「ポートマンズカフェ」(江東区清澄2)のオーナー・水上義近さん、「アルマスギャラリー & パーラー」(同)の八木宏基さん、フリーライター・岡島梓さんの3人で制作した第1弾の同マップ。昨年4月末の配布からわずか半月で残数がわずかとなる人気ツールとなった。
「コーヒーとアートの街」として、マスコミ露出の機会が多くなった同エリア。寺社の多い閑静な住宅街であることから「道案内が難しい」との声があったが、同マップを来訪者に渡すことで道順などの説明ができて便利と店舗からの声があったという。店舗説明が英文併記である点などについても「外国人観光客とのコミュニケーションにも役立っている」と好評。
第2弾の制作では、同メンバーに「アンドーギャラリー」の安東孝一さんも加わり、制作委員会が発足。基本スペックは前回と同じだが、掲載店舗の取扱商品が分かるようカテゴリー付けしている。発行部数は1万部、主に掲載店舗で配布。ゴールデンウイークには、訪れた多くの人が手に取り街を巡っていた。
「清澄白河」という響きに加え、隅田川と内部河川(運河)に囲まれたエリアであることからメインカラーを水色とし、新たに4店舗を追加した。おすすめするルートカテゴリーは「ART」「COFFEE」をベースに「CAFE」を追加した。「個性豊かなカフェを取り上げた」と制作者の岡島さん。
街の魅力を語るインタビューは、エリア内でも人気のある「ARiSE COFFEE ROASTERS」の林大樹さんが担当。同業者と密な情報交換が行われ、人との縁を大事に、自然と人が打ち解け合える場所にしたい、などの思いが語られている。
岡島さんは「掲載店舗にご協力をいただき、今年も改訂版を発行することができた。このマップを手に清澄白河を歩いている人を見掛けると素直にうれしい気持ちになる。歩くと見つかる、この街の魅力に触れていただく小さなきっかけになれば」と話す。