亀戸香取勝運商店街(江東区亀戸3)は1月末、電線の地中化工事を完了し、電柱の撤去も2月末に終了した。
スポーツ振興の神として知られる「亀戸香取神社」(同)の参道にある同商店街。2010年度の「観光レトロ商店街モデル事業」により、各商店の正面に看板を兼ねた外壁を設けた「看板建築」を施すなど、レトロな街並みを作り出している。
同工事は事業の最後の工程。路面の整備は昨年末に終了。大人の腰ほどの高さの街路灯も備え付けられた。
参道が緩やかに右にカーブしていることから、整備前は同神社への見通しも芳しくなく、近隣に「亀戸天神社」(同)があるため、「通り道」と化していたが、整備後は道路の印象も明るくなり、同神社は今年の年始、初めて3日間参拝客が並んだという。
同商店街の「青森交流ショップ むつ下北」河野崇章さんは「道路の雰囲気もとても明るくなり、週末、香取神社へ参拝者も増えたと感じる。東京五輪に向けて話題になれば」と話す。