江東区の木場公園(江東区平野4他)ミドリアム前広場で12月19日・20日の2日間、門松作りが行われた。
同公園では、公園内に設置する門松を例年12月の後半に作成する。今まではバックヤードで製作していたが、今年初めて一般公開することとなった。同公園センター長の小谷野さんは、「出来上がった門松を見ている人は多いだろうが、作るところから見てほしい」と話した。
作業には同公園のサービスセンタースタッフほか、「同公園友の会」「C.ROW」「木場五丁目町会」からのボランティアも加わり、各日約20人で行われた。
主な材料はタケ、マツ、ワラ、縄など。長いタケを丁寧に洗ってカットし、太さなどの異なるワラを同じような太さに調整する「わらすき」など、下準備から取りかかった。カットしたタケは3本束ね土台にセットし、ワラは土台に巻き付け縄でしっかりと固定。マツの枝はタケを引き立てるように脇に差し込み、同公園内で栽培しているセンリョウ、ギョリュウバイ、クロガネモチといった赤やオレンジの実が付いた枝が加えられ完成。2対の門松が作られた。
両日とも天候には恵まれたため、公園を訪れた多くの人が足を止めて門松づくりの工程を眺め、少し早いお正月気分を味わっていた。
完成した門松は、同公園のミドリアム入り口と、サービスセンター入り口に置かれ新年を迎える。来年1月7日ごろまで設置の予定。