東京海洋大学越中島キャンパス（江東区越中島2）で12月21日、同大保存の国指定重要文化財「明治丸」のライトアップが行われる。

「来年、記念館もできますよ」

　同船のライトアップは今回初の試み。「140年記念式典があった今年11月1日にライトアップの計画があったがかなわず、今回ようやく学内関係者の協力で実現した」と、同大・明治丸海事ミュージアム事務室の天野綾野さん。「美しい明治丸の姿を多くの人に見てもらいたい」とも。

　来春、明治丸の記念館が完成することを機に、フォトコンテストも開催。対象は今年4月以降に明治丸を撮影したもので、画像データまたはプリントしたものを受け付ける。メールまたは郵送で、プロ・アマ問わず誰でも応募できる。結果は5月20日に同大明治丸のウェブサイトで発表。入選作品は竣工した同記念館で特別企画展として展示される。締め切りは来年4月15日（必着）。

　天野さんは「今年3月に修復工事を終えて美しくよみがえった姿を写真で後世に残してもらいたい」と話す。歴史的に重要な役割を果たしてきた明治丸のことを広く知ってもらいたいと、公式ツイッターも開始。コンテストの詳細や、明治丸の過去の写真公開など同船の豆知識を中心につぶやくという。

　点灯時間は16時30分～20時30分。ライトアップは12月25日まで。「フォトコンテスト」の応募・問い合わせ先は明治丸海事ミュージアム事務室（TEL 03-5245-7360）。