亀戸五丁目中央通り商店街にある「江原靴店」(江東区亀戸5)で11月21日から2日間、庭にある柿の収穫が行われた。
同店の柿の木は、亀戸香取神社(亀戸3)の植木市で購入し、60年以上大切に育てられたもの。収穫数が年々増加傾向にあり、一昨年は2200個、昨年は1200個という成果。今年の収穫量は約1700個。店主の江原正夫さんは「まぁまぁ」と評した。
毎年、収穫時には江原さんの小・中学時代の同級生が集まり、「剪定(せんてい)係」「受取係」「余分な葉や枝を切り取る係」と作業分担し、スムーズに収穫する。今年は8人の手伝いが集まり、1日あたり5~6時間かけて収穫した。
参加者の一人は「この時期の恒例行事。柿を収穫し、忘年会をして、年を越す。同級生たちの元気な姿を確認するいい機会」と話す。
去年から参加したという女性は「去年50個ほど干し柿にして、とてもおいしくいただいた」と喜んでいる様子。
収穫した柿は、2年前から観光施設「亀戸梅屋敷」(亀戸4)にも寄贈され、干し柿ののれんとなって訪れる人の目を楽しませている。今年も寄贈する予定。