国登録有形文化財の「深川東京モダン館」(江東区門前仲町1)で11月21日~23日、企画展「深川の食」関連イベント「100円で深川めし」が行われる。協力は深川めし振興協議会。
深川エリアの食の歴史や文化をパネルなどで紹介する同展。同イベントでは、お試しサイズの「深川めし」を各日100食限定・100円で販売する。
みそで煮込んだアサリとネギをごはんにかけた「深川めし」は江戸時代、漁師町として栄えた深川エリアで、漁の合間に手早く作れる賄い飯(まかないめし)の「ぶっかけめし」がルーツと言われている。
同イベントでは、同協議会に加盟する「深川宿」(富岡1)、「けやき弥」(同)、「門前茶屋」(同)、「Vale Paella(バレ・パレージャ)」(門前仲町1)、「一穂(いっすい)」(木場2)の5店が参加。定番の「ぶっかけ」から、炊き込みごはん、パエリアなどニューウエーブまでバラエティー豊かな深川めしを用意する。日にちによって店舗が異なり、21日には全店、22日には「門前茶屋」、23日には「一穂」が登場する。
このほか、今月29日まで、街歩きをしながらクイズに答える「モダン館クイズラリー」も行う。全問正解者の中から抽選で「100円で深川めし」イベントの参加店の食事券を進呈する。
副館長の龍澤潤さんは「今回の展示を通じ、東京の郷土料理である『深川めし』を味わってもらい、クイズラリーで門前仲町周辺の地域資源を知ってもらいたい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~18時(金曜・土曜は19時)。「100円で深川めし」は11時~14時(無くなり次第終了)。企画展は今月23日まで。