社会人落語「都笑亭(トワイライトテイ)」が10月8日、新しく建てられた「豊洲シビックセンター」の7階「レクホール」(江東区豊洲2)で寄席を行った。
同団体の河内家るぱんさんは「広さは少し小さくなったようだが、以前より天井が高いため、とても大きなホールになったような気がする」と新ホールに満足の様子。代表の小林敬さんは「仲間は一緒だが、器が変わることで気持ちも新たになり、何か飛躍できるのではないかと期待している」とも。
観客の中には、ホールに入った瞬間に「前よりきれいになった。これは寄席らしい」と感嘆の声を上げる年配の男性もいた。
演目の最初にレギュラーメンバー4人による「お披露目口上」が行われ、同センタービルに対し「地下の会場からやっと外に出られた」「お客さんがたどり着けて一安心」など、それぞれの切り口であいさつ。その後、およそ130人の観客と共に三本締めを行った。
演目は三崎家桜の輔さんによる「宗論」、河内家るぱんさんの「じいちゃんホスト」、久寿里菊之助さんの「二人ぐせ」、南亭八つ頭さんの「薮(やぶ)入り」の4席。中でも河内家るぱんさんは、同ホールから東京湾の夜景が見えることから、噺(はなし)の中の演出に取り入れるという仕掛けも行った。