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江東・清澄白河の長屋に店主夢のフラワーショップ開店へ 地元の魅力再認識

開店を待ちわびる上村拓さん。工事前の店舗の前で

開店を待ちわびる上村拓さん。工事前の店舗の前で

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 店舗を持たず、清澄白河エリアを中心にフリーランスで花のアレンジメントや植栽などを手掛けていた「Flowers&PlantsWORKS」の上村拓さんが今秋、清澄長屋(江東区清澄3)の一角にフラワーショップ「LUFF(ラフ)」を開く。

夢を描く

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 「清澄長屋」とは、清澄通り沿いに立つ現在では珍しい長屋式の建物で、1928(昭和3)年に三菱財閥系企業の保養地として建てられ、戦禍も免れた歴史を持つ。近年、その古き良きたたずまいが人気となり、ベーカリーショップやカフェなど新店が出店している。

 上村さんは、大学卒業後、大手フラワーサービスカンパニー「ユー花園」(世田谷区)に就職。その後、「FUGA」(渋谷区)でさらなる研鑽(けんさん)を積み、2015年にフリーランスとして独立。アレンジメントに限らず、植木や植栽デザイン、プリザーブドフラワーなども得意とし、「フロールエバー プリザーブドフラワーコンテスト」で受賞した経歴を持つ。

 上村さんは区内白河の出身。自身が生まれ育った清澄白河エリアで店舗物件を探したがなかなか見つからず、同長屋の割烹(かっぽう)料理店「天竜」の店主から、同長屋にあった中華料理店の閉店情報を入手。その物件をいち早く押さえたという。

もともと上村さんと天竜の店主は面識がないそう。「どこかに空き物件はないかと店の前で急に話しかけたのに、親身になって話を聞いてくれた。この地域の人はいまだにそういう優しさがある」と人情あふれる地元の良さを再認識したという。

 内装工事はこれから。町工場のような雰囲気を思い描いているという。「清澄白河の人たちのように、素朴だが温かみのある雰囲気を感じる店にしたい」と夢を語る。

 オープン予定は9月1日。

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