消しゴムメーカー「シード」東京店(江東区亀戸6)で7月10日、「ほるナビ けしごむスタンプ教室」が開かれる。
1915(大正4)年、同社の前身となる「三木康作ゴム製造所」が創業。今年で100年を迎える。1954(昭和29)年には、「軟質塩化ビニル樹脂(じゅし)」により消す効果を高めることに成功し、特許を取得。1950年代後半には、世界に先駆け「プラスチック字消し」を発売。1968(昭和43)年には現行商品の原形である「Radar」を開発した。
2013年に始まった同教室は、消しゴムでスタンプを作れる同社の商品「ほるナビ」の認知・普及が目的。開発部の大野美奈子さんは「実際にユーザーが楽しみながら商品を使うことができる場を提供したくて始めた」と話す。
教室は月2回ほどのペースで開いており、複数の講師が持ち回りで担当。受講生からは、「暑中見舞いなどに押したい」といった季節のあいさつへの活用例などが多いという。
同日の講師は消しゴムはんこ作家のミネキクさんで、「私の宝箱」と題し、海や花火など夏らしいモチーフを彫って木箱に押していく。ミネキクさんは「彫ったり、押したり、無心に遊べるこの時間を存分に楽しんでほしい」と話す。
大野さんは「リピーターが多く、アットホームな教室。彫って、押して、使える楽しさをもっと知ってもらいたい」とも。
開講時間は13時~15時30分。受講無料。申し込みは03-5628-6851まで。