亀戸梅屋敷(江東区亀戸4)で7月4日・5日の2日間、江戸切り子の無料体験教室が行われる。主催は江戸切子協同組合。
同組合が、2008年に江戸切り子の認知拡大と振興の一環として、代表的な文様「魚子(ななこ)」の語呂合わせから、7月5日を「江戸切子の日」と制定し始めたイベント。「魚子」は等間隔の直線が細かく交差した、シンプルながら職人技が生かされる文様。
同イベントでは、小皿やペーパーウエイトなどを無料で製作。土台となるガラスへの下書きから始め、実際に職人が使う回転工具でカットをし、出来上がった作品は持ち帰ることができる。職人の指導で伝統工芸のカット体験ができると、毎年多くの人が参加している。
昨年は2日間で293人が参加。時間は1人当たり約15分。「混み合っていなければ、もう少し時間をかけての体験もできる」と同組合事務局の小田節美さん。「小学高学年くらいから高齢者まで幅広い世代が参加し、楽しかったとの感想も多い」とも。
今年、同組合開催の区内での体験教室は、3月、6月に続き3回目。小田さんは「これらの体験が江戸切り子の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と話す。
開催時間は10時~15時(最終受付は14時30分)。先着順受付。