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住吉の終活カフェで「入棺」体験 生きることに向き合う

前回の様子。実際に棺に入る参加者

前回の様子。実際に棺に入る参加者

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 23区初の「終活」コミュニティーカフェ「ブルーオーシャンカフェ」(江東区住吉2、TEL 03-6659-6537)で、5月24日、入棺体験ワークショップ「私がお棺に入るまで」が開かれる。

いざ

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 自分の人生を振り返りながら架空の物語を作り、締めくくりをイメージするワークショップを行い、実際に棺(ひつぎ)に2分間入る。死の疑似体験を通して、自分の「逝き方」や「生き方」について考える。使用する棺は環境に配慮した「エコフィンiS」という強化段ボール製。

 同店の松田啓子さんは「高齢化が進みお年寄りが増えている。終活イベントを通して交流を持ち、いざという時に助け合えるような、地域の受け皿になれば」と話す。通常はカフェとして営業している同店内には、終活に関する書籍なども置かれている。松田さんは「終活とは、締めくくりの準備だけでなく、充実した人生を送ることが目的」とも。

 4月に続き今回で2回目。今回から一般社団法人「これから楽交(がっこう)」と共に「これから楽交@江東」として開催。「逝き方を見つめることは、これからの生き方を見つめることにつながる。これから楽交は体験講座やセミナーなど対話の場を通して、2つの「いきかた」を楽しく学び合うコミュニティー」と同法人の安田かほるさん。これまでのノウハウを生かし、今後、同店でも毎月定期的にイベントなどを行う予定。

 前回の参加者からは、「自分の人生で本当に必要なものや、大切なものが何かを考えるきっかけになった。棺にもエコを考えたものがあることを初めて知った」「いつか来る最期の時をイメージできた。生きていることの素晴らしさを知るいい経験」「ワークショップを通し、他の人の考えを聞くことで、自分の考えを整理できた」などの感想が寄せられている。

 開催時間は11時~13時。参加費は1,500円(ドリンク付き)。

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