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清澄白河マップ「ルート」が人気 地元有志が制作、残数わずか

残数がわずかとなった清澄白河のマップ「ROUTE」

残数がわずかとなった清澄白河のマップ「ROUTE」

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 清澄白河エリアで活動する有志が作ったマップ「ROUTE(ルート)」が4月28日に発行され、半月を経たず残数があとわずかとなっている。

地元を愛する3人

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 清洲橋通りに面した「ポートマンズカフェ」(江東区清澄2)のオーナー・水上義近さんと、「アルマスギャラリー & パーラー」(同)の八木宏基さん、フリーライターの岡島梓さんの3人が自費で制作。1万部を発行し、残りはすでに1000部ほどとなっている。

 近年、コーヒーショップをはじめ感度の高い店が増えてきた清澄白河。きっかけは、岡島さんが「マップを作りたい」と提案したことから。「せっかくだから、誰もやったことのない表現のマップにしたかった」と水上さん。昨年8月からブレストを行い、「最初から歩くコースを提案するものにしたら」とコンセプトが浮かんだという。

 「アート」「コーヒー」「ショップ」の3つのカテゴリーで、各5~6店を道順とともに紹介。そのほか、同エリアで営業する個性的な17店を含め計34店を掲載している。デザインも、かねてから同エリアが言われる「大江戸」「深川」などの和のイメージからの脱却を図り、極力シンプルで機能的に仕上げている。

 掲出先は、東京メトロ「清澄白河」駅構内と掲載各店。5月10日に同エリアで行われた「美楽市」では手配りも行った。カップルが手にする光景も多く見かけたという。各店からは、「忙しいとき、道を尋ねられた時に便利」「外国人への案内に最適」など好評の声が上がっている。

 「『街のために何かやりたい』と話す同世代が多かったので、一つの起爆剤になったのでは」と水上さん。八木さんは「1日では回りきれないし、何度も訪れて朝から晩まで楽しいでほしい」と呼びかけ、岡島さんは「この周辺の人はもちろんだが、特に、初めて清澄白河に訪れる人の手に取ってもらいたい」と話す。 

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