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深川江戸資料館で「江戸文字」展 粋な手仕事を間近で堪能

「高橋藤八十歳高齢記念」橘右橘(昭和30年)

「高橋藤八十歳高齢記念」橘右橘(昭和30年)

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 深川江戸資料館(江東区白河1)で現在、ゴールデンウイーク特別企画「江戸文字」展が行われている。

微妙に違う江戸文字の数々

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 同館は1986(昭和61)年にオープン。江戸時代の深川佐賀町の町並みを再現した展示室のほか、小劇場とレクホールを備えた文化施設として、江戸深川に関する歴史・民俗の展示、文化活動の場を提供している。

 同館の池田秀治さんは「展示室では江戸の町並みを見るだけでなく、建物や展示物に実際に触れることができる。江戸にタイムスリップした気分を楽しんでほしい」と話す。

 「江戸文字」とは、勘亭(かんてい)流(歌舞伎文字)や寄席文字、相撲字、千社札、ちょうちんなどに使われる江戸時代に生まれたデザイン的な書体の総称。

 同展では、橘右橘(たちばなうきつ)=荒井三鯉(あらいさんり)さんの協力の下、勘亭流や寄席文字、千社札などの作品や、荒井さんのコレクションから相撲字をはじめ、さまざまな「江戸文字」作品を紹介。外国人向けに英語の案内も備える。

 「江戸文字実演」もあり、文字を書く様子を間近で見ることができる。「寄席文字体験」は高校生以上20人が参加可能。

 「江戸時代から現代まで、江戸文字が伝わってきた様子が分かる展示となっている。一つ一つ個性的で味のある江戸文字を堪能していただければ」と池田さん。

 開館時間は9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)。第2・4月曜休館。入館料は、大人=400円、小・中学生=50円。小・中学生は保護者同伴。「江戸文字実演」は4月29日、5月5日・6日の13時~15時。「寄席文字体験」5月4日13時~15時。5月10日まで。

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