門前仲町の永代通り沿いに1月31日、立ち飲み屋「凪○(なぎまる)」(江東区富岡1、TEL 03-3630-1054)がオープンした。
同店は、持ち帰りのすし店などを展開する「京樽」(中央区)の新業態。同所にあった同門前仲町店(約46平方メートル)を、昼はすしや丼のテークアウト販売、夜はすしをメーンとした立ち飲みと「二毛作」スタイルにリニューアルした。同社初の試み。
狙いは、オフィス街の「ランチ難民」と「居酒屋難民」の取り込み。ランチは「海鮮丼」「にぎり」「肉豆腐めし」(以上500円・税込)のテークアウト商品を販売。購入後、店内で「立ち食い」もできる。夜は、ドリンク注文後、ケースから食べたいつまみを取って清算する「キャッシュ&キャリースタイル」の立ち飲み屋となる。
店名は、「気持ちが穏やかになる」「なごむ」といった意味を持つ「凪(なぎ)」と、来店客に「○(マル)」をもらえる店でありたいということから。同店マネジャーの清水一憲さんは「リーズナブルに酒と食事を楽しみながら、ここに集まる人に『凪の時間』を過ごしてもらいたい」と話す。
「中高年のサラリーマンだけでなく、女性が入りやすい店作りを心掛けている」と清水さん。「本格派のすし屋は少々重く、気が張ってしまいがちで、回転ずしでは『飲む』というより『食べる』といった雰囲気で飲みづらい。その2つも取り込みたい」と意気込む。
営業時間は11時~23時。