亀戸天神社(江東区亀戸3)で1月24日・25日の2日間、「うそ替え神事」が行われる。
同神社は1646(正保3)年、九州の太宰府天満宮(福岡県)の神官で道真公の末裔(まつえい)である菅原大鳥居信祐公が、道真公ゆかりの「飛び梅」の枝で天神像を刻み、天神信仰を広める諸国行脚に向かった際、江戸の本所亀戸村に元からあった天神の祠(ほこら)に御神像を祀(まつ)ったことが始まり。
同神事は太宰府天満宮の神事に由来するもの。「うそ」は「幸運を招く鳥」として、毎年新しい「うそ鳥」に替えることでこれまでの「悪いこと」が「うそ」となり、一年の吉兆(きっちょう)を招き、開運・出世・幸運を得ることができると信仰されている。
「うそ鳥」は同神社の神職が年間を通して、およそ3万体奉製する。素材はヒノキ。サイズは1号~10号、懐中用と11種類。同神事でしか手に入らないお守りとして、毎年変わらず参拝する人もいるという。昨年の人出は2日間でおよそ3万人。
「うそ鳥」は8時30分より、同社殿前の特設テントで配布する。