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江東の小学校でコースター作り 和裁の心に触れる

糸を通した針を手に一人一人真剣な表情

糸を通した針を手に一人一人真剣な表情

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 「江東きっずクラブ臨海」は12月5日、臨海小学校(江東区門前仲町1)で「和のものづくり体験“コースター”」を開催した。

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 参加したのは1~5年の児童35人。同校が実施するキッズクラブの活動の一つで、「中村稠之(しげのぶ)和裁技術者一門会」の副会長・小田美代子さんなど3人の講師を招いて行われた。手縫いを体験することで和の心に触れ、日本の伝統文化やものづくりの面白さを広めることが目的。

 体験では、針に糸を通すところから開始。初めて針を持つ児童も多く、小さな針の穴に思うように糸が通らず、「糸が通らない、もう嫌」「先生できない」と悪戦苦闘しながらも、真剣な表情で針と糸に「格闘」する様子も見られた。

 続いて、約15センチ四方の白い布2枚の中央から縦と横、斜めにまっすぐ縫った。その後、一番下に緑の布を敷き、3枚重ねになった布の四方を縫っていった。児童らは「真っすぐ縫えない」「糸がこんがらがる」などの声を上げながらも、講師の手を借りつつ諦めずに針を進めた。

 最後に講師が布の中央に「飾り止め」を縫い、端を裁断し整えてコースターが完成。2時間以上に及ぶ手作業を終えて完成品を手にした子どもたちは、「大変だったけどきれいに縫えた」と友だちに自慢するなどしていた。

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