豊洲文化センター(江東区豊洲2)で12月1日、区民と協働して製作したミニコミ誌「ぶらり豊洲」の配布が始まった。
同誌は、同センターが実施する区民協働事業の一つとして制作。ミニコミ誌の発刊は今回で4冊目。今年5月に参加を募り、応募した区民9人で企画案について話し合い、8月から実際に街や人を取材。区民ならではの視点で制作した。同誌では、特集として「豊洲の緑」「豊洲でサイクリング」「豊洲の人」を組み、変貌著しい「豊洲・湾岸地域」のさまざまな魅力を紹介する。
「豊洲の緑」では、樹木医の玉木恭介さんと豊洲を散策し、多様な植物や樹木が生育していることを、散策スポットの写真と共に紹介。「豊洲のサイクリング」では、電動アシスト自転車をシェアして利用する「コミュニティーサイクル」に乗り、東京五輪・パラリンピックの会場予定地など、参加者が実際に巡った2コースを紹介。豊洲や有明、お台場を巡るコースでは、バレーボールなどが行われる「有明アリーナ」予定地や、「有明BMXコース」予定地、豊洲や有明の高層マンション群を一望できる「木遣り橋」などを紹介し、競技会場予定地だけでなく、湾岸地域ならではの景色が望めるスポットを掲載している。
参加者で豊洲在住の上村伸二郎さんは「多様性と新旧が共存するサラダボウルのような街。これが今回の編集を通じて私が発見した豊洲の最大の魅力」と話す。
ミニコミ誌は無料。内容は同センターホームページ内でも配信している。