東陽町の洋菓子店「お菓子の絵ほん」(江東区東陽3、TEL03-3645-1737)で11月13日、「タルト・タタン」の販売が始まった。
バターと砂糖で甘く煮詰めたリンゴにタルト生地をかぶせてオーブンで焼いた「タルト・タタン」は、19世紀にフランス・ロワール地方で偶然生まれたというリンゴ菓子。
13年前に同店をオープンした店主の小森敏弘さんは元フレンチ・シェフ。ほかにもリンゴを使った菓子を販売するが、同商品だけは「紅玉(こうぎょく)」のみを使うという。「毎年、『タタンはまだですか』という問い合わせもあるが、こればかりは紅玉が出回らないと作れない」と小森さん。
もっともオーソドックスな方法という作り方は、鍋にリンゴ、バター、砂糖のみを入れて弱火で煮詰めるというもの。焼き時間にもこだわり、その日のリンゴの状態を見ながら調整する。最初の鍋入れでおよそ1時間~1時間30分、タルト生地をかぶせてオーブンに入れてからさらに1時間以上焼くという。でき上がった同商品は、カラメル状になったリンゴがみっちりと詰まった重さが特徴。
価格は1ピース=280円。ホールは、直径約12センチ(1,760円)、直径約15センチ(2,780円)の2種類を用意する(以上、大きさや価格は仕上がりの状態によって変動あり)。
営業時間は11時~21時。