2015年の正月が明けて、江東区内の七福神を巡る人が増えている。
区内の七福神は、深川と亀戸の2エリアでそれぞれ安置されている。
都営大江戸線「森下」駅から、同線・東京メトロ東西線「門前仲町」駅周辺に点在する「深川七福神」は以下。「深川神明宮」(寿老人)、「深川稲荷神社」(布袋尊)、「龍光院」(毘沙門天)、「圓珠院」(大黒天)、「心行寺」(福禄寿)、「冬木弁天堂」(弁財天)、「富岡八幡宮」(恵比寿)。参拝客の中には、「深川不動尊」に立ち寄る人も多い。
JR総武線「亀戸」駅から北側のエリアに点在する「亀戸七福神」は以下。「常光寺」(寿老人)、「東覚寺」(弁財天)、「天祖神社」(福禄寿)、「龍眼寺」(布袋尊)、「普門院」(毘沙門天)、「香取神社」(恵比寿・大黒天)。「亀戸天神社」も一緒に参拝し、同七福神を巡りながらで東京スカイツリーをバックに写真を収める人も目立った。
また、1月8日~15日までは、区内のボランティアガイドによるイベントガイドツアー「深川七福神めぐり」(予約終了)も開催。今年で5回目。ボランティアガイドとは、所定の養成カリキュラムを修了した区民を中心とする有志。現在75人が登録する。七福神を巡りながら、「新大橋跡」「小名木川」「万年橋」など周辺の歴史や情報を、ガイドそれぞれが得意分野の切口を交えながら説明。区内の観光スポットや多種多様な地域資源を紹介する。
神奈川県から「深川七福神」巡りに訪れた60代夫婦は、「娘が働く深川の七福神と聞いて訪れた。七福神だけでなく、相撲部屋の前を歩いたり、富岡八幡宮の『横綱力士碑』などを見ることができて勉強になった」と満足な様子で答えた。