旧中川・川の駅(江東区大島9)で9月18日、「こうとうこどもカヌー大会2016」が行われた。
カヌーの競技人口の拡大とレベルアップを図り、水辺と緑に囲まれた「水彩都市・江東」の一層の魅力を発信することを目的に開いた同大会は今年で5回目。区内を流れる旧中川に、200メートル×6コースの特設会場を設置。子どもを対象としたカヌー大会は全国でも珍しく、23区内では唯一。
今回は小学4~6年の78人が参加し、200メートルのカヌースプリント種目のタイムを競った。子どもたちは合図とともに一斉にこぎ始めると、「しっかりこいで」「もう少しで抜かせるよ」など家族の応援合戦となり、会場は盛り上がった。子どもたちは途中コースアウトしそうになりながらも、力を緩めることなく全力でカヌーを操作していた。
小学6年生の部で1分19秒35と、2位を5秒近く離して優勝した沼田蒼太朗くんは「優勝できてとてもうれしい。決勝では前に進むことしか考えていなかった。今後も区立中学のカヌー部に入り、こぎ続けたい」と笑顔を見せていた。