清澄白河の北海道産ナチュラルチーズ専門店「チーズのこえ」(江東区平野1、TEL 03-5875-8023)をはじめ3店舗で8月3日から、小学生向け夏休みの「自由研究講座」が行われる。
きっかけは同店の主婦スタッフが、「自由研究が意外に困る」と話したことから。同店代表の今野徹さんは、日頃から地域への恩返しとして何かできないかと模索していたこともあり、普段東京にいて牧場などになじみのない子どもたちに向けた、牛について専門的な内容をそしゃくした講座を発案。ワイン醸造レストラン「フジマル醸造所」(三好2、TEL 03-3641-7115)と、ショコラトリー「アーティチョーク」(三好4、TEL 03-6458-5678)に声を掛け、夏休みの課題の一助となる企画にした。
今野さんが大学の畜産学部を卒業し、北海道庁や農林水産省で仕事をしてきた畜産のプロであることから、同店では「うし博士になろう!」と銘打ち、全3回の講座を近所のカフェ「ジンジャードットトーキョー」(平野1)で開催。8月4日は「牛の種類や体の仕組みを知ろう」、同6日は「酪農家の一日、一年を知ろう」、9日は「牛に関する『値段』をトコトン知ろう」を開く。
フジマル醸造所は8月3日・4日に開催。「清澄白河こどもワイン部~ぶどう博士になろう!!~」と題し、ブドウの実の仕組みやワインができるまでの過程などを紹介し、ブドウジュースの飲み比べなども行う。
アーティチョークでは8月5日・7日(満席)にカカオ豆からチョコレート作りを体験。食べ比べなどもあり、味の違いなどを学ぶ。
「子どもがどんなことを考えているのかを知りたい」とも話す今野さん。同じ食事でも食べることに対してワクワクすることを提案したいと話す。「チーズは万能食品で栄養も高い。そんなチーズにはいろいろな人が関わってできていることを気づいてほしい。次食卓でチーズを食べるとき、目を輝かせてこの講座で知ったことを家族に話してくれれば、きっと食卓がもっと盛り上がるのでは」とも。
開催時間は、チーズ=全回10時30分~12時、ワイン=13時~14時、チョコレート=10時~11時30分。受講料は、チョコレート=1,000円、チーズ・ワイン=1,500円。申し込みなど詳細は各店フェイスブックで確認できる。