江東区住吉の商店14店舗で7月1日より、リレー方式でほかの店を紹介する「住吉リレー」が始まり、3週間がたつ。
「菓子工房福どら」(江東区住吉2)の代表・小西太さんが、かねて交流のあった店に声を掛けて、2015年秋から始まった同企画。当初は3店舗で始まったが、「住吉をもっと盛り上げたい」と賛同する店舗が増え、今回は14店舗となった。「地元の店が地元の店を紹介する」というスタンスで、紹介する店で使える特典が書かれたサービス券を利用者に配布。地元の店同士が協力して集客を目指す。
参加店は、物販店のほか、飲食店や美容系サロン、英語教室、靴修理店などジャンルを問わない。小西さんは「住吉には良い店が点在している。どこも温かみがあり、地域に密着した店ばかり。お客さんから『この辺のおいしい店を教えてほしい』と言われることがよくあり、近隣の店を紹介していたことからこのリレーを思いついた」と話す。
店によって数にバラつきはあるものの、すでに特典の利用もあり効果が表れているという。「店同士がつながり、コミュニティーができたように思う。店のスタッフもほかの店を楽しんで紹介しているよう」と、経済効果以外の利点もあると小西さん。「特に募集はしてないが、参加店が増えることも期待できる。今後も、リレーの順番を変えるなどして長く続けていければ」と意欲を見せる。
サービス券の有効期限は9月30日まで。