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東京都現代美術館が休館 2年後大規模リニューアルへ、地元での活動は継続

5月29日、同館ファサードに映し出された映像

5月29日、同館ファサードに映し出された映像

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 東京都現代美術館(江東区三好3)が休館前の最後の企画を終えリニューアル休館に入って、1カ月が過ぎた。

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 1995年3月に開館し、昨年で20周年を迎えた同館。全面的な設備機器の更新など、およそ2年の予定で大規模改修工事に入り、現在休館している。

 休館前の最終日となった5月29日には、「リニューアル休館イベント」として3つ企画が行われ、子どもたちがMOT(同館)コレクションの中から好きな作品を選び、フラワーアレンジメントで表現する「アート・イン・ブルーム」では30人超の小学生が参加した。

 夜には同館ファサードに巨大な映像を投影。リニューアルした東京駅プロジェクション・マッピング「TOKYO STATION VISION」などを手掛けたチームによる制作で、開館以来22年分のフライヤービジュアルのスライドショーや、かれんなイラストと「oyasumi」と描かれた文字も映し出された。明るいうちから投影を待っていた来場客や地元住人、同館関係者が、地面に座りしみじみと思い出を語り合いながら映像を眺める和やかな空間となった。

 休館中、地域の名所・ギャラリー・カフェなどと協力し、さまざまなプログラムを実施する予定。事業推進課の中島三保子さんは「リニューアル開館後の美術館に期待していただくとともに、休館中のプログラムも楽しんでほしい」と話す。

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