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リオ五輪出場の猫ひろしさん、木場でラジオ出演 「健康第一、最高の状態でスタートラインに」 

猫ひろしさん

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 リオ五輪のマラソン代表に選ばれたカンボジア国籍で江東区在住のお笑い芸人・猫ひろしさん(38)が、自身のレギュラーラジオ番組に生出演し、リオ五輪への心境を語った。

ラジオ出演中

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 15日に「深川ギャザリア」(江東区木場1)内のレインボータウンFM木場スタジオで行われた番組「猫ひろしのキバRunラジオ」公開生放送に出演。前日に帰国したばかりの猫さんが登場すると、スタジオ前に集まった約100人の来場客から「おめでとう」「オリンピック頑張って」など歓声が上がった。猫さんは「リオ決まりました。ありがとうにゃー」と声援に応えた。

 猫さんは昨年2月の東京マラソンでは自己最高記録の2時間27分52秒をマーク。この日は2(ニャー)・22(ニャーニャー)の語呂合わせで「猫の日」で、「ニャーニャーニャーの日に、2時間2ジュウニャニャ分で走った」と喜びを語った。今年5月に行われたカンボジア代表選考会で優勝した結果を受けて、リオ五輪のマラソン代表に選ばれた。猫さんは「正式発表があって一安心、この4年間はとても長かった」と感慨もひとしおに話す。

 猫さんは、中学・高校時代は卓球部、マラソンを始めたのは30歳。きっかけは「TBS感謝祭」特番企画で赤坂を走ったこと。「先頭を走ればテレビに長く映っていられる」と当時は芸人らしい強い思いを語った。この時、結果は2位(1位はシドニー五輪銀メダリストのエリック・ワイナイナ=ケニア)で、走ることの楽しさに目覚めた。その後、すぐにフルマラソンの「東京マラソン2010」に挑戦。いきなり3時間を切るなど「マラソン」の世界にはまった様子。毎晩深夜、木場公園(同4)での走り込みや、「地元」カンボジアで月に1000キロの走り込みを行うなど、地道な努力が実を結んだ。

 「健康第一、今はけがなくスタートラインに立つことだけを考えている。最高の状態でリオを走れるように集中し練習をしていく」とも。はや芸人ではなくアスリートらしいコメントを残した。「リオに集中して頑張るだけ、その先にもし東京五輪のカケラが見えてくればうれしい。死ぬまで走り続ける」と付け加えた。

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