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豊洲新市場の開場、2016年秋に決定-土壌対策終了し建設本格化

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 舛添要一東京都知事は12月17日、「東京都中央卸売市場」の豊洲新市場(江東区豊洲6)を2016年11月上旬に開場すると都議会で表明した。

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 現在、首都圏の「基幹市場」としても役割を果たす築地市場(中央区)。しかし老朽化や場内の過密化、施設構造としての動線の混雑などの解消のため、2001年に豊洲への移転が決定。新しい施設の建設工事は今年2月から始まっている。

 開設時期について、都と市場関係者の間で協議が重ねられた。どちらも「早期に開場したい」との共通の見解ながら、夏季は食品が腐りやすい環境であること、などから市場関係者からは2017年の春ごろまで開場を引き延ばす意見が出ていた。しかし、現在の築地市場の土地が、2020年の東京五輪で競技会場などが集まる臨海部と都心部を結ぶ「環状2号線」の予定地に含まれているため、2017年4月までに解体を終えなければいけない背景もあった。途中、2016年12月という話も出たが、年末の最繁忙期であることから現実的でないとの見解となり、さまざまな条件をすり合わせた結果、11月上旬に決定した。

 東京都水産物卸売業者協会の伊藤裕康会長は「移転直後に年末の繁忙期を迎えるのは厳しいことだがやむを得ない。都にはしっかり指揮を執ってもらいたい」と話す。都関係者は「土壌調査が終わり、これから夢のある、世界に発信できる市場をつくっていく」とも。

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