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深川江戸資料館で深川の人形作家の展示展 松尾芭蕉や小津安二郎の人形も

「乱歩と浅草十二階」

「乱歩と浅草十二階」

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 深川江戸資料館(江東区白河1)で4月23日から、特別展「深川の人形作家 石塚公昭の世界」が開催される。

5代目古今亭志ん生

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 ジャズ・ブルースミュージシャンや日本の文学作家、芸術家などを精巧に摸(も)した人形を制作する江東区在住の人形作家・石塚公昭さん。人形を景色・風景の中に置き、表情を捉える写真家としても活躍する。特に文学者をメーンとした「作家シリーズ」は、谷崎潤一郎や泉鏡花、江戸川乱歩、三島由紀夫などの人形を作家自身の作品世界に存在させる幻想的な風景を写真で表現している。

 会場には、人形を約35体、約2メートルの写真を10枚展示。松尾芭蕉、小津安二郎、手塚治虫など、同区ゆかりの人物も登場する。5月6日には同時開催として「朗読、音楽、スライドで味わう 乱歩と鏡花」が行われ、泉鏡花の「貝の穴に河童(かっぱ)の居る事」のスライドに合わせ、女流義太夫三味線が演奏される。同日は夜間開館も行う。

 深川江戸資料館次長の野呂達矢さんは「リアルだけれど幻想的、オイルプリント技法を使った不思議で懐かしい風合いの写真を体感してほしい」と話す。

 開館時間は9時30分~17時(入場は閉館の30分前まで、5月6日は21時30分閉館)。観覧料は大人=400円、小・中学生=50円。5月8日まで。

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