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現美で「ピクサー展」 アートワーク約500点や世界観詰まった「アートスケープ」も

ボブ・ポーリー|≪ウッディとバズ≫|『トイ・ストーリー』(1995年)|複製(マーカー、鉛筆/紙)?Disney/Pixar

ボブ・ポーリー|≪ウッディとバズ≫|『トイ・ストーリー』(1995年)|複製(マーカー、鉛筆/紙)?Disney/Pixar

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 東京都現代美術館(江東区三好4)で現在、「スタジオ設立30周年記念 ピクサー展」が開催されている。

展示室の様子

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 「トイ・ストーリー」「ファインディング・ニモ」「インサイド・ヘッド」など、世界中で上映される人気作品を数多く制作するピクサー・アニメーション・スタジオの設立30周年を記念して行われる同展。2005年にニューヨーク近代美術館でスタートし世界を巡回。今年、新しい作品群と構成で日本上陸したもの。アートワーク約500点などが展示される。

 1986年、米・カリフォルニアで、ジョン・ラセターさん、エド・キャットマルさん、故スティーブ・ジョブズの3人の出会いから誕生したピクサー。展示は現在までの30年を紹介した部屋から始まり、1995年、世界初のフルCG長編アニメーションとなった「トイ・ストーリー」のキャラクター、ストーリー、世界観を表した空間へ続く。さらにピクサー映画ができるまでの制作プロセスをアーティストのインタビュー映像などとともに紹介。

 展示は会場の1階と3階にわたり、3階では大型スクリーンにドローイングなどが流れる15分の映像作品「アートスケープ」を投影、ピクサー映画のワンシーンに入り込んだようなインスタレーションを楽しめる。順路をたどると先には、ピクサー長編映画のマスターピース「バグズ・ライフ」「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」などから「アーロと少年」まで、作品ごとに手描きのドローイング、カラースクリプト、ストーリーボードが並ぶ同展最大の展示室へと続き、優れたCG技術に目を見張るピクサー映画の背景には、緻密で繊細なアートワークがあることがわかる。

 アニメーションの基本原理を使った装置「トイ・ストーリー ゾートロープ」と「アートスケープ」は、世界巡回展のために特別に開発されたインスタレーションで、注目を集めている。

 開館時間は10時~18時(入場は閉館の30分前まで)。月曜および3月22日休館(3月21日、5月2日、5月23日は開館)。観覧料は、一般=1,500円、大学生・専門学校生=1,000円、中高生=500円。5月29日まで。

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